2009-02-28 Sat
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
なかなか更新できないのは、忙しい証拠でもあって(適当に文章は綴っているのですが)、相変わらず、充実した日々を送らせてもらっているのです。年度末が近付き、一区切り。でも、来年度も継続する職場がほとんどで、またパワーアップさせてもらえそうです。そんなこんなで、年度末の振り返りの日記です。
*****
先日、週に1度通っている方の職場で、年度末の総括があった。約60ケースの振り返りを1日で行うのだけれど、1ケース5分でも5時間掛かる。この総括は、情報共有が主な目的となっているため、報告のみで意見交換はない。だから、言いたいこと、聞きたいことが、私の中に溜まっていく。だから毎年、お腹いっぱいどころか、消化不良で胸焼けを起こすような状態になる。でも、私にとってこの総括は、もちろん他のケースを把握することも重要だけれど、資料を作成するためにケースの1年間を振り返ってまとめるってことが、大事な作業になっていると改めて感じた。
この日、大学院の実習機関でもあるこの職場のもう1つのイベントは、修士2年生の卒業祝い。飲み会の席で、総括の消化不良を解消しようかと思っていたのだけれど、当たり前と言えば当たり前で、やっと終わってやれやれしている時にそういう話にはならず、お腹いっぱい食べて身も心も重くなっていた。何と言っても、この会の主旨は卒業祝いだということを忘れちゃいけない。
帰ったらまた、1人反省会で消化作業だなと思っていた終わりも間近な時、思いがけない物が手に落ちた。それは、1年越しの卒業祝いのメッセージカード。私も1年前、卒業祝いをしていただいた。その時、プレゼントをいただいたのだけれど、カードはなかった。卒業とは言っても相談員を続けることに変わりはなく、また顔を合わせることになるから、そんなものかなと思っていた。ところが、そのカードは1年間スタッフの手を渡り歩いていたようで、1年掛かって私の元に辿り着いた。感慨深くカードの入った封筒を眺めていると、先生から「じゃー、カードもらった人から」と冗談めかして挨拶を求められ、びっくり。卒業の挨拶という訳ではないのだろう。慌ててこの1年を振り返ったけれど、あまりにも多くのことが頭を過ぎって、「忙しくさせていただいて、勉強になった1年だった」という旨を話すに留まった。これまた、消化不良。
帰り道の20分、チャリをこぎながらこの1年を振り返ることにした。1人きりの、私の総括。
今年度は、4箇所の機関で臨床をさせてもらって、経験の幅がとても広がった。大きく影響しているのは、新しい場でもある週に4日の公的機関だけれど、それだけじゃなく、継続した週に1日のこの実習機関でも、長く続けることで経験できるものがあったと感じているし、同じく継続して月に1日通った民間の相談機関では、公的機関にも身を置いたからこそ見えたものがあって、更には週に1日の研究実践では、研究としての臨床を新たに経験できた。
その1年を振り返った時、最初に浮かんだのが、限界と無限だった。院生の頃は、目の前のケースに対して、私にできることを考えるだけで手一杯だった。あの頃の私の実習ノートには、多くの専門書や論文に書かれているような、専門家ならば挙げるのにそう苦労しない選択肢を、ひとつひとつ、ああだこうだと考え悩みあぐねながら、ひねり出していた様子がよく見て取れる。今となっては笑ってしまうような内容も多いけれど、その時の私にとっては真剣で、実習の日の夜は枕元にまでノートを持ち込んで、なかなか眠れないことが常だった。それは今もあまり変わらず、次の日の仕事はいつも寝不足だし、内容だって後々見れば笑ってしまうようなものかもしれない。それでも、経験を蓄積したことで、<私にできること>の選択肢は多少なりとも増えたと思う。
けれど今度は、その<できること>の全てを、実際にできる訳ではないことに気付かされた。それまで、頭では分かっているつもりだったけれど、実感には至らず、納得もできず、<できること>の全てをやることに固執して、生意気にも先輩方と意見が対立することが少なくなかった。今年度、次々と相談者がやって来る公的機関で、未熟な私は担当を任されることが少なかったにも関わらず、どうやったって<できること>の全てはできない状況に置かれた。その上、来所が必要だと思っている子どもが来られなくなるという事態も起き、子どもと出会えなければ、いくらノートに多くの<できること>を書き連ねても、成す術がないことにも気付かされた。そう、<できること>には限界がある。そのことを、納得せざるを得なかった。
じゃあそれで終わりかというと、そうではなかった。限界があることをジタバタした上で受け入れた時、新たな発見があった。それは、<できること>はなくならないということ。これまで考えてきた<できること>には限界があった。それでも相談者にとって役立つことはないかと考えた時、私はその限界を超えたところで<できること>を探していた。これまでのフレームを再構築し、視点を変えれば、<できること>は無限にある。相談者の多い公的機関では、全ての相談者に<できること>を十分にはできないけれど、2割程度の支援であっても、できるだけ多くの家族が最悪の状況にはならないようにはできるかもしれない。子どもが来所できなくなったとしても、担任の先生に学校での様子を聞くこと、長期休みに遊びに来ないかと誘うこと、もっと言えば、待つことだって<できること>の1つだろう。そう、<できること>には限界がある、だから、<できること>は無限にある。そのことを、少しだけ実感した。
今後は、さまざまな支援の形を探していきたい。そして、それらを経験していきたい。私の好みなのだろうけれど、本音を言えば、<できること>の全てを満足するまでやりたい。でも、それをするには相談者を減らさなければ無理だ。それを頭で分かっていても、これまた私の特徴かもしれないけれど、困っている家族に出会うと、どんな相談であっても<できること>をしたくなる。そうすると、限界が出てくる。だから、限界の中で<で
冷たい風を受けながら、遠回りして40分以上掛け、私の総括終了!
家に着いて、メッセージカードを見た。こういうのって、人からどう見られているのかを感じられるから、おもしろい。しかも、いいところが書いてあるから嬉しいし。「パワフルに」「パワーあふれる」「トライする」「まっすぐ」「真剣な」「教えてもらい」「相談にのってもらい」「学ばせてもらい」「助けられて」そんな言葉が並んでいた。1年掛けて回っていただけあって、1年前に書いたと思われるものも、つい最近書いたと思われるものもある。そんなに頑張れてはいないんだけどな。家に着いたら払い忘れていた電話料金の督促状が届いてたし、部屋には整理できてない資料やら学会誌やらが山積みだし。生活困難な私に誰か支援してくんないかな。まぁ、私だって生活の全てを完璧にはできないから、限界の中でやれることやっていきましょ。
コメント
お久しぶりです!
まだ、覗いていただけているなんて、感謝感激!
ウィスキーコークさんの信念の強さと、
それでいてしなやかなフットワークの軽さには、
いつも驚きと励ましを頂戴しています。
まだまだイケますね、お互い(*´σー`)
最近、低燃費で日本酒入れてないですねー。
うまい日本酒を楽しい仲間と飲みたいものです。
みなさんお元気なのでしょうか。
またお会いできるのを楽しみにしています♪
まだ、覗いていただけているなんて、感謝感激!
ウィスキーコークさんの信念の強さと、
それでいてしなやかなフットワークの軽さには、
いつも驚きと励ましを頂戴しています。
まだまだイケますね、お互い(*´σー`)
最近、低燃費で日本酒入れてないですねー。
うまい日本酒を楽しい仲間と飲みたいものです。
みなさんお元気なのでしょうか。
またお会いできるのを楽しみにしています♪
| かぴばら | EMAIL | URL | 09/03/17 23:58 | aGHXbNvw |
お久しぶりです
お元気そうでよかったです
私は、昨年7月、職場のトップとの意見相違で子ども福祉から異動を余儀なくされました
しかしそのトップも昨年10月のThe mayoral electionでDefeat!
自分の信念は間違いではなかったと、子ども福祉を蔑にするトップは市民から淘汰されることを思い知りました
ところで、今日、昨年行われた洞爺湖サミットの夕食会の乾杯酒に使われた静岡県のお酒、磯自慢という大吟醸を飲みました
14代と同じくらい芳醇辛口で最高です
昨年も言っておきながら実現しなかったですけど、今年は、子どもを中心に考える仲間で美味しい美酒をいただきたいです
お元気そうでよかったです
私は、昨年7月、職場のトップとの意見相違で子ども福祉から異動を余儀なくされました
しかしそのトップも昨年10月のThe mayoral electionでDefeat!
自分の信念は間違いではなかったと、子ども福祉を蔑にするトップは市民から淘汰されることを思い知りました
ところで、今日、昨年行われた洞爺湖サミットの夕食会の乾杯酒に使われた静岡県のお酒、磯自慢という大吟醸を飲みました
14代と同じくらい芳醇辛口で最高です
昨年も言っておきながら実現しなかったですけど、今年は、子どもを中心に考える仲間で美味しい美酒をいただきたいです
| ウイスキーコーク | EMAIL | URL | 09/03/08 03:01 | KauZMgh. |
コメントする
TOP PAGE △