2008-01-18 Fri
修士論文を無事に提出した。
多くの方々のご協力・ご支援があったからこその完成。
本当に感謝の気持ちでいっぱいでいる。
でも一方で、私の至らなさに悔しさと申し訳なさもある。
今後の課題がいっぱい見えた論文でもあった。
その中で私にできたのは、学術的には稚拙な論文であっても、調査協力者から伝えられること、私が伝えたかったことを丁寧に伝えようと努力することだった。
今回は、学術的に評価され得るものに仕上げることより、協力者の思いやサバイバーへの私の思いを重視したことになる。
もちろん、学術的に伝えたいことを表現することも可能だろうけれど、私にはできなかった。
だから、論文としてはひどく未熟だし、学術的とは言えないかもしれない。
それでも、この研究を通して伝えたかったことは、不十分ではあるけれど表現できたと思う。
その未熟さも含めて、この段階で私にできることの精一杯だったのだろうと納得した。
書いている間、一人一人の調査協力者の顔をずーっと浮かべていた。
彼女たちに教えてもらった多くの学びを、彼女たちのサバイヴが理解されるために、どう表現できるのか。
彼女と同じような方々がより楽にサバイヴするために、今の私に何ができるのか、今の社会に何が必要なのか。
そのことを忘れたことはなかった。
もっと私に力があれば、彼女たちの語りが生かされるだろうという悔しさやもどかしさも、常に抱えながら進んだ。
でも、苦しくもあったのだけれど、インタビューから執筆まで本当に楽しかった。
楽しかったという表現はちょっと違うかもしれない。この研究ができることに喜びを感じていたという方が近いかな。
そしてそう思えたのも、調査協力者の方々と共に歩めたからだと心から思う。
本当に、彼女たちのパワーでこの論文は仕上がった。
私の力は及ばなかったけれど、彼女たちの力がこの論文の底上げをしてくれた。
これからも大事にしていきたい貴重な出会いと体験を与えてもらえた。
ありがたいことだなぁ。
提出後に残ったのは、多くの人への感謝の気持ちで、自身の力不足への悔しさで、終わってしまうことの寂しさで、続けていきたいという不安と希望で、喜びには届かなかった。 でも、この研究を生かすためにも、次の段階に進まなければと自身に言い聞かせてる。
そう思えるのもまた、多くの方々のおかげだ。
感謝の気持ちは、その方々にとってより良い社会になるよう努力することで還元したいから。
今の私じゃ全然無理。生きている間に、返せるといいな。
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